PRODUCTS
製品ラインナップ
このページでは、環境ホルモンの溶出などの様々な疑問についてご説明しています。
アニマート「スクールウェア」・「ホスピタルウェア」・「ニューインテグラルウェア」全ての製品の共通の内容となります。
生体の内分泌系に影響を及ぼす性質の化学物質。 内分泌かく乱化学物質の内、生殖機能に影響を与えるエストロゲン様物質をさすことが多い。 |
女性ホルモンの一種であり、化学物質がこのホルモンと同じ様な働きをする場合に、エストロゲン性があると表現される。 |
平成10年5月に環境庁より発表された報告書(参照)で、内分泌かく乱作用を有すると疑われる化学物質として取り上げられた、67品目について主に報じられた。 |
1999年の環境省発表の「環境ホルモン緊急全国一斉調査」の報告書で、表3(参照)の67種類の化学物質を環境ホルモンの疑いがあるとリストアップしたが、「科学的な調査研究の対象として取り上げている67物質の取扱について、これらを一様に内分泌かく乱作用があり、有害なものとして受け止めることは正しくない」との見解を示した。(平成11年11月19日付けの毎日新聞17面の記事参照) 又、同報告書で「スチレン等を原材料とした食品容器については、現時点では安全とみなされる」との事実上安全宣言と解釈できる見解を示した。 |
環境省環境ホルモン戦略計画SPEED’98の表-3中の37番目に●印の検出例のある有毒化学物質のビスフェノールAが学校給食用ポリカーボネート製食器から溶出するとの記事が全国各地のマスコミ等で報じられて社会問題になりました。又、同年6月にも兵庫県西宮市内の小学校の学校給食で使用している食器を対象にした検査で、生殖機能に影響を及ぼすとされる内分泌かく乱物質(環境ホルモン)の一種「フタル酸ジ2エチルヘキシル」がポリプロピレン製食器に検出されていたことが、明らかになった。 検査は同市教委が民間検査機関に委託し、3月から4月にかけて実施。 市内の小学校で使われているポリプロピレン製の食器5種類を調べたところ、1996年製の使用中の汁椀と平皿から、それぞれ0.8ppm、2.7ppmの「フタル酸」が検出されたと新聞で報道された。 (環境省環境ホルモン戦略計画SPEED’98の表-3中の38番目の●印の化学物質) 関連リンク 環境省環境ホルモン戦略計画SPEED’98 |
一切含まれていません。 平成10年8月13日に安全性の検証として受検した試験結果にてアニマート・スクールウェアには環境ホルモン物質が一切含まれていないことが証明されています。 |
名称が異なるように、アクリロニトリル(A)・ブタジエン(B)・スチレン(S)の共重合樹脂(ABS)に耐熱付与材を混練した、成分・性能等も異なる樹脂です。 |
環境省環境ホルモン戦略計画SPEED’98の表-3中の66番目に印の無い欄の環境調査未実施化学物質として記載されているスチレン2量体(スチレンダイマー)、スチレン3量体(スチレントリマー)はもとより、記載されていないスチレン(スチレンモノマー)も成形素地、コーティングされた完成品、及び、学校給食で10年間以上の使用を想定した『導入後の安全性の検証』として、アニマート・スクールウェアと同じ仕様及び仕上げの3,800回使用した後、回収した食器からも溶出しません。 [注]スチレンダイマー及びスチレントリマーには多くの異性体が有ります。 ・スチレン(スチレンモノマー) ・スチレンの2量体(ダイマー) :スチレンモノマーが2個連結したものすべて含む。・スチレンの3量体(トリマー) :スチレンモノマーが3個連結したものすべて含む。 関連リンク 衛生上の安全性ページ 環境省環境ホルモン戦略計画SPEED’98 |
記載されている0.5μg/1(検出限界0.5ppb=0.5μg/1)の数値は、我が国でも安全性試験研究所として高い評価を得ている機関の最新の分析技術で、尚且つ、20%エタノール水溶液、60℃、30分の最も過酷な溶出条件でも、溶出しない(20億分の1以下=検出されない)、優秀な検査結果です。 |
記載されている数値は、次の通りです。 0.001mg/1=0.001ppm=1ppb=1μg/1(10億分の1) ・1ppm(ある物の百万分の1を指す単位)=1%の1万分の1 ・1ppb (ある物の10億分の1を指す単位)=1ppmの1千分の1 ・1ppt (ある物の1兆分の1を指す単位) =1ppbの1千分の1 (parts per million. parts per billion. parts per trillion) |
ブタジエンについて ブタジエンは、室温では気体であることからアニマート・スクールウェアには含まれていません。 <参考> ブタジエンは、室温では気体であることからガス化して蒸発してしまい、計測不能とのご意見を財団法人化学物質評価研究機構から得られています。 アクリロニトリルモノマーについて アクリロニトリルモノマーは沸点が78.5℃なので製造工程で300℃以上の温度が加わるので分解して除去されます。 <参考> 平成13年6月20日財団法人化学物質評価研究機構で安全性の検証として実施した溶出試験結果で、A802ボールの成形品、及び、A802-608ボールの完成品(オフホワイト塗フィッシュ)からもアクリロニトリルモノマーが溶出しないことが実証されています。 |
平成10年5月に環境庁より発表の「環境ホルモン戦略SPEED’98表3中で66番目に内分泌撹乱作用を有すると疑われた化学物質の「スチレン2量体(スチレンダイマー)・スチレン3量体(スチレントリマー)」は、平成12年7月の環境庁の「内分泌撹乱化学物質問題検討会(座長:鈴木 継美 東京大学名誉教授)」において、内分泌撹乱化学物質(エストロゲン様物質)で無いことが判明し、下記の環境ホルモン関連のリストから削除されました。 その結果、スチレン系樹脂製食器の環境ホルモン問題については、「環境省(前・環境庁)」・「厚生労働省(前・厚生省)」・「農林水産省」・「経済産業省(前・通産省)」などの各省からの事実上の安全だという見解がでています。 関連リンク 環境省環境ホルモン戦略計画SPEED’98 |
アニマート・スクールウェアには、生体の内分泌系に影響を及ぼすノニルフェノールは一切含まれていません。 平成10年 8月給食関係者の要請により、アニマート・スクールウェアの化学物質に対する安全性の検証を実施しました。 尚、検査対象には、製造上使用されない化学物質についても再確認の為に実施しました。その試験結果は、下記のとおりです。 [ ]内の番号は環境省67品目表中の番号 (1) カプロラクタム [無し] (2) スチレンダイマー[66]安全な物質。 (3) スチレントリマー[66]安全な物質。 (4) アルキルフェノール類 ノニルフェノール[36]問題の物質。 4ーオクチルフェノール[36]問題の物質。 (5) ビスフェノールA[37]問題の物質。 (6) フタル酸化合物 フタル酸ジ-2-エチルヘキシル[38]問題の物質。 フタル酸ブチルベンジル[39]問題の物質。 フタル酸ジ-n-ブチル[40]問題の物質。 フタル酸ジシクロヘキシル[41] フタル酸ジエチル[42] (7) イソシアネート(塗料関係) 2.4ートルエンジアミン[無し] 2.6ートルエンジアミン[無し] 上記の溶出試験結果に付きましては、全ての検査対象の化学物質が検出しない事が、各省庁からの検査機関として指定を受けている機関の最新の分析技術で実証されています。 尚、試験結果の個別の化学物質が検出限界数値が異なる事については、各物質の特性の相異から生じています。 ※数値の単位 ●0.001mg/1 = 1ppb = 1μg/1(ある物質の10億分の1を指す単位) |
ポリカーボネート製食器の使用年数が4年から5年経過するとビスフェノールAの溶出が認められたという溶出試験結果につきましては、同樹脂特有の欠点である加水分解(食器消毒保管機で繰り返し消毒する際に、食器に飽和水蒸気等があたり樹脂劣化が進行し、目に見えないほどの細かいクラックが発生すること)による原因と推測されます。 アニマート・スクールウェアは、医療施設給食業界でも実績のあるハードヨゴレーズ塗加工仕上げなので、耐温水性能にも優れている為、加水分解等は殆ど無く、繰り返しの煮沸消毒や、自動洗浄機・熱風消毒保管機などの最新の洗浄システムにも十分耐えうる塗り物食器です。 そのため、使用回数が増えても化学物質の溶出が問題となることはありません。 学校給食で10年間以上の使用を想定した『導入後の安全性の検証』として、アニマート・スクールウェアと同じ仕様、及び仕上げの食器で、医療施設給食での3年間のリース契約にて回収した(3,800回病院で使用)食器で「スチレンモノマー」・「スチレン2量体」・「スチレン3量体」が検出しない事が(10億分の1以下)国の各省庁からの検査機関としての指定を受けてる機関での最新の分析技術で実証されています。 ※数値の単位 ●0.001mg/1 = 1ppb = 1μg/1(ある物質の10億分の1を指す単位) |
アニマート・スクールウェアは、医療施設給食業界でも実績のあるハードヨゴレーズ塗加工(特殊ポリウレタン)仕上げなので、耐温水性能にも優れている為、加水分解等は殆ど無く、繰り返しの煮沸消毒や、自動洗浄機・熱風消毒保管機などの最新の洗浄システムにも十分耐えうる塗り物食器です。 病院での保温飯椀3年間リース(1日×3食×365日×3年半=3,800回)での使用実績でもほとんど物性劣化が無く、それら現状から学校給食での使用回数で推し量ると10年以上(1日×1食×190日×10年=1,900回)の使用にも十分耐えうるものと思われます。 アニマート・スクールウェアは、学校給食で10年以上の使用を想定した導入後の安全性の検証として、病院で3,800回使用後に回収した、同じ仕様・仕上げの食器での溶出試験で、化学物質等の溶出が問題となることは無いことが立証されています。 学校給食で10年間以上の使用を想定した『導入後の安全性の検証』として、アニマート・スクールウェアと同じ仕様、及び仕上げの食器で、医療施設給食での3年間のリース契約にて回収した(3,800回病院で使用)食器で「スチレンモノマー」・「スチレン2量体」・「スチレン3量体」が検出しない事が(10億分の1以下)国の各省庁からの検査機関としての指定を受けてる機関での最新の分析技術で実証されています。 ※数値の単位 ●0.001mg/1 = 1ppb = 1μg/1(ある物質の10億分の1を指す単位) |
開発以来40年の弊社のハードヨゴレーズ®塗加工(特殊ポリウレタン)の食器は、日本全国の一般家庭の食卓で使用されているみそ汁椀・政府専用特別機等のVIP用食器・病院用食器、及び、日本全国各地の和食・洋食レストラン等の業務用漆器としても長年の使用実績があります。 それらの製造工程においてハードヨゴレーズ塗用塗料を使用し、毎日ppm単位以上の塗料が暴露(一日数グラム経口摂取)される吹き付け作業環境の下、2世代において従事している工員の健康影響についても何ら問題がなく、それらの長年の使用実績からもその使用塗料が環境ホルモンで無いことが実証されています。 以上の結果、現在アニマート・スクールウェアは人体への健康影響については何ら問題も無く、自治体やご父兄、教職員の方々からも理解が得られ易く、比較的スムーズに導入が可能な安全性に優れた『伝統ある塗り物食器』です。 〈主な需要先〉令和5年2月現在 ■アニマート・スクールウェア ・ 全国550箇所の市町村への納入実績 ■アニマート・ホスピタルウェア ・ 全国1,300箇所の病院給食用食器 ■アニマート・ニューインテグラルウェア ・日本国内のホテル、レストラン用和食器 ・海外の航空会社13社のVIP用食器・日本政府専用特別機食器 関連リンク 導入事例 |
従来の食品衛生法での化学物質について許容溶出基準値は、ppm単位にて単なる発ガン性等の人体に対する健康影響を勘案し定められていますが、環境ホルモン問題については、ppb単位(十億分の一)の溶出のみでも健康に悪影響を及ぼすものと思われます。 即ち、それらの観点から化学物質が溶出しないプラスチック製食器の開発が求められますが、ポリプロピレン樹脂製はもとより、すべてのプラスチック製食器の成形素地から、有害・無害を問わず極微量の化学物質が溶出する事をまぬがれることは出来ません。 しかし、アニマート・スクールウェアは、成形素地からそれらの化学物質が食物中に溶出しないように仕上げられた、伝統的な塗物食器です。 同スクールウェアは、開発以来40年のハードヨゴレーズ®塗加工(特殊ポリウレタン)をコーティングし、プラスチック成形素地から食物中に極微量の樹脂成分等の化学物質も溶出しないような構造で仕上げられていますので、安心してご使用いただけます。 第3者機関での検査結果は、衛生上の安全性ページをご覧ください。 弊社製造のアニマートスクールウェアは『より安全な食器造り』を目標に、厚生労働省の規格基準値よりさらに厳しい自主規格基準に基づき、樹脂製造メーカーの協力の下、十数年の研究期間を費やし開発された、環境ホルモン物質が含まれていない安全な耐熱ABS樹脂(耐熱温度110℃)の原料で成形されています。 そのため、過酷な溶出条件(20%エタノール水溶液60℃/30分)でも、スチレン(別名スチレンモノマー)、スチレンダイマー(別名スチレン2量体)、スチレントリマー(別名スチレン3量体)及びアクリロニトリルモノマー等は溶出しません。 【上記A)・D)の試験報告書を参照】 そして、その安全性に優れた成形素地の表面には、弊社独自の技術で開発し、40年間の使用実績のある環境ホルモン物質が含まれていない安全なハードヨゴレーズ®塗加工(特殊ポリウレタン)が全面にコーティング(塗膜厚み約30μm) してありますので、食器から盛りつけた食物中には成形樹脂成分等の化学物質が溶出しない二重安全構造の為、安心してご使用いただけます。 関連リンク 衛生上の安全性 |
現在、内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)と疑われている化学物質が樹脂製食器から微量に溶出し、人体への健康影響について問題となっています。それらをふまえ樹脂製食器の選定で最も大切なことは、導入時の食器の初期性能(加水分解しない)を5年以上保てる食器を選ぶことが、環境ホルモン問題の解決の重要なポイントになるものと思われます。 尚、ポリカーボネート樹脂製食器で環境ホルモン問題が生じました様に、購入時には何らビスフェノールAが溶出しないのにも関わらず、4~5年間のみの使用で樹脂劣化が(毎日熱風消毒保管機内で飽和水蒸気中に繰り返しさらされる事により生じる加水分解)進行し、その結果、ビスフェノールAが食器から溶出して(平成11年4月横浜市学校給食食器調査委員会発表)全国の学校給食施設での環境ホルモン問題として提起されました。 すなわち、繰り返し使用する学校給食用食器に加水分解する樹脂で食器を製造した事による原因にて、多大な被害が全国の学校給食現場で発生しました。そしてその事が、樹脂製食器全般の不審を招きました。 もし、ポリカーボネート樹脂が加水分解しない樹脂であったならば、ビスフェノールAが溶出することも無かったのです。 以上の教訓から、同じ過ちを二度と起こさないように、導入後の安全性の検証として、『10年間使用しても加水分解しない樹脂製食器の選定』が、環境ホルモン問題を解決した経済性に優れた食器の選び方になるものと思われます。 |